【ごあいさつ】

 私は2015年に、乳癌と診断されました。
病理検査の結果、悪性度が高く、進行も早い、再発しやすい癌とわかり、 手術、抗がん剤、放射線治療、分子標的剤、とフルコースの治療をうけました。
長い期間の治療の途中、からだに受けるダメージは蓄積され、白血球は激減、身体中の関節や神経の痛みで、歩行困難にまでなってしまいました。
「このままでは治らない!」そう確信。しかし「ではどうしたら良いのか…」と途方に暮れていた時に、烏丸和田クリニックの和田洋己先生に巡り会うことが出来ました。
和田先生の癌治療には、主に食事法があります。
 詳しくは、ホームページでも紹介している和田先生の著書をお読みいただければと思いますが、 私はこの和田式食事法を始めたことで、食生活を根底から見直す事になりました。
 癌になるまでの私は、塩分や、添加物でしっかり味付けしたお肉や、揚げ物、ピザ等の乳製品が大好き。甘い物も炭水化物も大好きで、野菜・果物は添え物程度。特に生野菜は嫌いで、色どりの飾り感覚の食材でした。
そんな私が、沢山の野菜、果物を毎日食べるようになったのです。

農薬、化学肥料を使っていない、有機野菜を手に入れる事から始まります。

休日の度に主人と色々な場所に出かけ有機野菜を売っているお店を探しました。
スーパーの一角や、デパートの有機コーナーでは、品数も少ない上に、高価格、とても続けられませんから。
 そして多くの有機野菜農家さんと知り合い、有機野菜が農家さんのどれだけの愛情やこだわり、苦労の末に作られているかを知りました。自然そのものを食することで、自然に回帰して、本来の生命、生きること、見つめ直すことにも繋がったのです。和田式食事法から体を温めることの大切さも学び、自宅でできる温熱療法もはじめ、私はメキメキと元気を取り戻し、今があります。
このホームページでは、実際に私が闘病中に体験したことも含め、癌になったら知っておくべきことを、皆様とシェアしていきたいと思っております。

 当法人の二つ目の活動として、オンライン上での集団心理療法の応用を行なっています。

 類似する悩みを持つメンバーで問題を共有し、相互に支え合うことを中心とし、人との関わりの中で自身の問題の本質を見つけていきます。

 また『楽でいられる人間関係』『人との関わり方』を学び、『心の回復』と『悩みの解決』を目指しています。

 

NPO法人みらい 理事長

千葉 智子